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第3詩集「お花し」発刊

  • 滴水舎
  • 2018年5月1日
  • 読了時間: 2分

佐藤三昭の第3詩集が、2018年5月20日に発刊されます。

詩のような、短歌のような、お花から生まれた言葉と写真の、ひと綴り。

ーーー本人ブログよりーーー

ちっぽけな詩集 故郷から そっと みっつめ     (ご挨拶とご案内)

 うたが生まれる。その不思議に、私はいつも戸惑います。もっぱら邦楽の作曲をしてきたのですが、いまだに曲が降りてくる仕組みがわかっていません。それでも、一つ書き終えた時に実感することがあります。主題と物語が、そこに存在していたということです。

 私が言葉を紡ぐのは、物語を描くことでしか「うた」を書けない気がするから。だからと言って、言葉を書くために言葉があるのではない。映したい心の風景があるから言葉になるのだと思うのです。至らない私がここに居るから、まずは言葉に頼って、その心を訪ねようとしているのです。なぜ自らが悩むのか、何を期待し、何に失望するのか。そして望み、心を沸き立たせ、どう生きてゆこうと決意するのか。

 移ろう自然に目を向け、自分と対峙することで、見えてきたことがありました。思えば、新古今和歌集を読めばわかること。藤原定家が後世に遺していたことです。

 物質的に恵まれたいまの日本にあって、先達が見つめてきた風景(心情)を、私は見ているだろうか? そのような気持ちから、四季の中で、草木や空や風に、その戻らない、または巡る季節を探りました。それらは、自分の心を映す鏡でありました。ことさら草木の「花」に驚かされました。想いが溢れ出ました。

 この詩集を「緒花詩」と書いて「お花し」と読むことに決めました。詩-うた- が生まれる緒-いとぐち- の花。里の自然と語り合う言葉に、そんな名前をつけました。これらは、私の拙い心模様と発見でしかないのですが、この「お花し」から、みなさま、ご自身のお心を展き見てほしい。そう願ってやみません。 (『お花し』~あとがき〜より)

※ご購入方法・販売場所など、こちらでご案内しております https://sansho6.wixsite.com/mitsuaki/publish

 
 
 

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